近江商人が大切にしていた
「売り手よし」・「買い手よし」・「世間よし」という
「三方よし」の精神を大切にしています。
豊建グループ モットー
私達 豊建グループは、
より良い商品と、心あるサービスを提供し、
ユーザーのニーズと信頼に応え、
バランスのとれた、社会に貢献できる
会社づくりを目指します。
Special Interview
豊建商事株式会社 社長
一ツ橋 一裕
抱負や目指していきたい企業像とは。
2020年11月、豊建商事株式会社の新社長に就任した一ツ橋一裕が、
インタビューに応えました。
まず企業概要について教えてください。
「三方よし」の精神を大切に、
社会に貢献
「三方よし」の精神を大切に、
社会に貢献
当社は昭和5年(1930年)、建材業福盛商店として創業しました。その後、昭和24年(1949年)に法人化に。昭和39年(1964年)には豊建商事株式会社として商号を変更しました。
現在は、建設・土木工事などにセメントなどの建設資材を供給しており、⽣コンクリートの製造から販売、輸送までのすべてを一貫して行っております。
さらに豊建商事を核とした建築関連部門では6法人のグループ経営を行なっており、従業員数はグループ全体で少数精鋭の70名あまりです。
これからも企業理念に掲げる「三方よし」の精神を大切に、より良い商品と、心あるサービスを提供し、お客さまのニーズと信頼に応え、バランスのとれた、社会に貢献できる会社づくりに取り組んで参ります。
社長に就任された感想と抱負は。
会長の思いを受け継ぎ、
日々の改善にも尽力
会長の思いを受け継ぎ、
日々の改善にも尽力
私が社長に就任したのは2020年の11月です。
株主総会で突然、会長(故福盛康友)から任命され、その場で会社を経営していく上で欠かすことのできない銀行印などを手渡されました。
同時に社長に就任した感想を聞かれたので「会長が築いてこられた経営基盤をはじめ、思いやりや心配りの精神、地域貢献活動などはしっかり受け継ぎ、その一方で課題や問題点を洗い出し、改善に取り組みたい」と、挨拶を致しました。
それにしても会長からのサプライズはいつものことですが、この時ばかりは、さすがに驚きました。なんと言っても責任重大ですからね。
どのように改善したいとお考えですか。
風通しよく、
自由に意見を出せる環境を目指す
風通しよく、
自由に意見を出せる環境を目指す
まず取り組みたいのは社員とのコミュニケーションを育むこと。
会長は従業員思いで一人ひとりを大切にしてくださっていましたが、当社は2代にわたるオーナー企業。従業員の意見に耳を傾けるものの、結局のところすべての意思決定は会長の一声で決まるトップダウン型の経営を行ってきました。
これに対し、私は従業員一人ひとりの意見に耳を傾け、当社の発展に繋がる前向きな提案は積極的に採用していきたい。従業員にとって意見が採用されることはやりがいに繋がり、引いては当社の発展に寄与するのではないかと、確信しています。
コミュニケーションを育むために
取り組まれていることは?
従業員と
その家族との時間も
大切に。
従業員と
その家族との時間も
大切に。
会長は「企業の主力となるのは従業員が力を発揮しやすい環境作りを行うこと。それが、豊建の未来に繋がる」とよく話していました。
そのため従業員の誕生日や結婚記念日には、メッセージを書いた手紙を直接渡したり…。
また5年に一度のペースで家族同伴での社員旅行を実施し、グアムや台湾などへ。
行き先に海外を選ぶのは外から日本を見ることが大切という思いや、家族で海外旅行を楽しむことはそう滅多にないという理由からです。
現在、コロナ禍なので旅行などに行くことはできませんが、私も記念日には、ねぎらいや励ましのメッセージを書いた手紙を渡しています。
今後の目標は?
安定経営を維持する100年企業へ
おかげさまで2021年に91周年を迎えました。
当グループ会社が加盟している大阪広域生コンクリート協同組合は、日本で初めて外部監査を取り入れた透明性の高い協同組合です。
今からおよそ5年前に、同業者間での価格競争などを防ぐ協定が取り交わされたおかげで、現在当社の経営は安定しています。
これからもこの状況に甘んじることなく、お客さま、仕入れ先、従業員とその家族を大切に。
持続可能な経営とともに従業員が快適に仕事に取り組める職場環境づくりを目指し、会長の夢でもあった「100年企業」へと邁進する所存でございます。